2024.9.14sat - 10.20 sun

TOYAMAKANAZAWA

アーティスト

安田泰三

  • 展示

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《結》2021年 ガラス 個人蔵[出展作品]

《虹色バルーン》2023年 ガラス 個人蔵[参考作品]

《レース文様花入》2023年 ガラス 個人蔵[参考作品]

安田の特徴となる繊細な文様や装飾は、溶けたガラスの柔らかさを活かしたヴェネチアン・テクニックと言われる高度な吹きガラスの技法でできている。通常、分業制のその技法を安田は全て一人で担う。作品は、美術館に展示するオブジェから、料理やお酒の器まで多岐に渡る。それらの作品は岩瀬に構える「Taizo Glass Gallery」で見ることができる。今回の出展作品は、安田が怪我で吹きガラスの制作ができない時につくられた大きな器である。吹きガラスの元となる棒状のガラスを積み上げてできており、おおらかで柔らかい表情をもち、カラフルな明るさが魅力的だ。

展示

岩瀬エリア

I-8|New An

プロフィール

安田泰三

Yasuda Taizo

1972年兵庫県生まれ。1993年に富山ガラス造形研究所を卒業。1997年に独立し「Taizo Glass Studio」を設立。2005年に岩瀬へ工房を移転。ヴェネチアン・グラスの技術を用い繊細な作品を制作し、高い技術と美意識によるテーブルウェアやオブジェは国内外で高く評価されている。主な展覧会に「レースガラスの魔術師 安田泰三」(みらい美術館、2018年)、「Toyama Glass Art招請展示会」(南怡島・韓国、2011年)などがある。主な受賞歴に「富山市美術展」大賞(1996年)、大一美術館「第1回現代ガラス大賞展」優秀賞(2008年)などがある。