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2025.06.13 GeneralGO FOR KOGEIのオフィシャル・ウェブサイトオープンView more View more
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2025.06.13 GeneralGO FOR KOGEIのオフィシャル・ウェブサイトオープン
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2025.05.01 EventGO FOR KOGEI シンポジウム 2025 開催決定View more View more
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2025.05.01 EventGO FOR KOGEI シンポジウム 2025 開催決定
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2025.04.09 EventGO FOR KOGEI 2025 開催決定View more View more
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2025.04.09 EventGO FOR KOGEI 2025 開催決定
projects


New Perspectives on Craft from
Hokuriku
New Perspectives
on Craft
from Hokuriku
Mission
GO FOR KOGEIは、ものづくりが古くから受け継がれる北陸から、新たな工芸の見方を発信するプロジェクトです。2020年に開始して以来、地域の歴史・風土を体現する町並みや社寺を会場にした展覧会やイベントのほか、工芸を巡る今日的な課題と可能性について議論を深めるシンポジウムなどを開催してきました。
われわれが「KOGEI」という言葉を用いる際に、それが意図するところは新たなジャンルを展開することではありません。むしろ、歴史的に規定されたジャンルを通貫する、オルタナティブな評価軸を提案することにほかなりません。
近代化のなかで台頭した「美術」、その対として分離された「工芸」というジャンルの力学は今なお根強く、私たちのモノの見方を規定しています。そこに、素材・技法・用途といった紋切型の基準が加わることで、その構造はより強固なものとなっています。この枠組みを再考すべく、これまで工芸的なものとみなされてきた要素を再検証し、ジャンルを超えてもなお、そこに通底するものとは何かを模索してきました。
この問いに対して一義的な答えを出すことは困難ですが、完成された作品の素材や技法からではなく、それらを通して作者がモノと向き合うアプローチの中に見出すことができるのではないかと考えています。コンセプトを起点に制作を進めることのほかに、素材や技法をもとに手の内から表現が練り上げられることもあるでしょう。後者を仮に「工芸的アプローチ」というのであれば、その視点からさまざまなモノ作りをながめることで、これまでとは全く異なる展望が見えてくるのではないでしょうか。こうした評価軸の転換は、既存のジャンルを解体するのではなく、ゆるやかに解きほぐす手立てになります。
GO FOR KOGEIでは、既成概念にとらわれない豊かで広がりをもった姿を「KOGEI」という言葉とともに提示しながら、これからの工芸のあるべき「場」をさまざまな実践を通して作り出していきます。