2024.9.14sat - 10.20 sun

TOYAMAKANAZAWA

イベント

森の案内人・三浦豊さんと巡る、《循環する》津幡の森

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「森の案内人」として20年以上にわたり全国の森林を巡り続けてきた三浦豊さんを招き、津幡町七黒エリアの森を散策するハイキング型のワークショップを開催します。期間中、四知堂 kanazawaにて料理を出す際に用いられる《経木の蓮弁皿》を制作した川合優さんは、三浦さんの森に対する考え方に強く影響を受けてきました。今回、自然のいとなみと私たちの生活が織りなす「循環」をひとつのテーマとして、ワークショップの中に実際に四知堂で使用した《経木の蓮弁皿》を土に還す試みを行います。豊かな森林とふれあうゆったりとした時間を過ごし、大自然の中に位置づけられる自身の生活と向き合ってみてはいかがでしょうか。

参加作家

川合優

Kawai Masaru

1979年岐阜県生まれ。2001 年に京都精華大学(建築専攻)卒業。飛騨での木工修行、京都での家具修行を経て2007 年に独立。2016年に作家活動と並行し、森の可能性を伝えるブランド「SOMA」を立ち上げる。杉や檜を使った製品の開発、森を歩き自然から学ぶフィールドワーク、手工具のみで椅子を作る体験などを企画する。主な展覧会に「SOMA 日本の森と素木の家具展」(竹中大工道具館、2019年)などがある。スウェーデン国立美術館に作品が収蔵されている。

塚本美樹

Tsukamoto Yoshiki

1975年石川県生まれ。2005年に石川県金沢市の犀川沿いにアンティークショップ「SKLO room accessories」を開業。同年に、津幡町で代々続く米農家を守るべく「SKURO Farm 」を立ち上げ、本格的に農業をはじめる。2018年にギャラリー「SKLo」、2020年に台湾料理のレストラン「四知堂kanazawa」、2021年にホテル・香林居内に「karch」を開店。無農薬の黒米の栽培から、展覧会やイベントなどの企画・開催や空間のスタイリングなまで様々な活動や店舗の運営を手がけている。

三浦豊

Miura Yutaka

1977年京都市生まれ。日本大学芸術学部で建築を学び、庭の魅力に惹かれ卒業後は日本庭園の庭師の修行。その後、日本の自然や風土をもっと知りたくなり全国津々浦々を5年間漫遊。とてつもなく感動し、これを分かち合うため、2010年に森の案内人となった。今まで訪れた森林や自然の名所は3,000ヶ所以上。著書に『木のみかた 街を歩こう、森へ行こう』(ミシマ社)

会場情報

石川県河北郡津幡町七黒周辺

四知堂 kanazawaのオーナー・塚本美樹が農業を営む拠点のひとつ。里山の風景がひろがり、米作りがさかんな地域です。