2024.9.14sat - 10.20 sun

TOYAMAKANAZAWA

アーティスト

釋永岳

  • 展示

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《アージュ》2020年 粘土 個人蔵 Photo: Yanazume Yuka[参考作品]

《ゲン》2020年 粘土 個人蔵 Photo: Yanazume Yuka[参考作品]

《オーブ》2020年 粘土 個人蔵 Photo: Yanazume Yuka[参考作品]

釋永は窯元の家で生まれ、大学で彫刻を学び、京都の陶工学校で陶芸を学んだ後、2006年から岩瀬で自らの工房を開く。立体造形をつくっていたが近年は器づくりに力を入れている。釋永は革や木やコルクのように見える焼物らしからぬ焼物をつくる。代表的な作品は、通常、器の裏にある高台を表にしたものである。高台をつくるように表面を削り取った彫刻的な仕事だ。また立体造形を制作していた際に編み出した釉薬で、レザーの質感に似た器もある。作品はそのほとんどがレストランで使われている。今回は釋永の彫刻的素養が表れた大ぶりの器を展示する。

展示

岩瀬エリア

I-8|New An

プロフィール

釋永岳

Shakunaga Gaku

1978年富山県生まれ。2002年に東京藝術大学彫刻科を卒業。2003年に京都府立陶工専門校成形科を卒業。2006年に越中瀬戸焼「庄楽窯」から独立、岩瀬にて作陶をはじめる。主な展示として「陶による造形展」(酉福ギャラリー、2012年)、「現代日本陶芸展」(Floating world Gallery・アメリカ、2010年)、「GAKU×雨晴『L'assiette pour les cuisiniers』」(雨晴、2020年)などがある。ロサンゼルス・カウンティ美術館に作品が収蔵されている。