2024.9.14sat - 10.20 sun

TOYAMAKANAZAWA

アーティスト

松山智一

  • 展示

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《ダブル・ジョパディー!》2020年 ステンレス鋼 K.T. 蔵 展示風景「Accountable Nature」(龍美術館・中国、2021年)Courtesy of Matsuyama Studio[出展作品]

《ホイールズ・オブ・フォーチュン》2020年 ステンレス鋼 K.T. 蔵 展示風景「Accountable Nature」(龍美術館・中国、2021年) Courtesy of Matsuyama Studio[出展作品]

《ホイールズ・オブ・フォーチュン》2020年 ステンレス鋼 K.T. 蔵 展示風景「神宮の杜芸術祝祭」(明治神宮・東京、2020年) Courtesy of Matsuyama Studio[出展作品]

《The Mild Light》2021年 LEDビルボードインスタレーション 作家蔵 展示風景「jing vision」(jing vision・東京、2022年) Photo: RK (Instagram: @rkrkrk), courtesy of Matsuyama Studio[参考作品]

ニューヨークにスタジオを置く松山は、絵画作品を中心に彫刻も制作している。近年は、大型の絵画やパブリックアートなどで国内外問わず注目を集めている。松山の絵画の特徴は、小さな断片を寄せ集めたパッチワーク状の画面構成と、そこにさらに上書きしたレイヤーの多重性にある。それらが人物やその衣服、草花や木々、あるいは部屋の構成物やテーブルの形態に集約されて画面全体を構成し、一つの場面として統一されているところにある。一見すると大きな一つの物語を構成する画面として描かれているのだが、部分部分はほとんど関係を持たないパターンや図像で埋め尽くされており、それぞれがディテールの強さを主張している。全体と部分の緊張関係の中に松山絵画の特徴がある。今回はステンレス製の彫刻を中心にしてインスタレーションを展開する。

展示

岩瀬エリア

I-1|富山港展望台

プロフィール

Photo: Lisa Kato

松山智一

Matsuyama Tomokazu

1976年岐阜県生まれ。上智大学を卒業後、2002年に渡米。プラット・インスティテュートを首席で卒業。ペインティングを中心に彫刻やインスタレーションも手がける。世界各地のギャラリーや美術館、大学施設にて展覧会を多数開催。また、ロサンゼルス・カウンティ美術館、サンフランシスコ・アジア美術館、クリスタル・ブリッジーズ・アメリカン・アート美術館、マイアミ・ペレス美術館、龍美術館、宝龍美術館、Microsoft コレクション、香港のK11 Art Foundation、ドバイ首長国の王室コレクションなどに作品が収蔵されている。現在はブルックリンにスタジオを構える。