2024.9.14sat - 10.20 sun

TOYAMAKANAZAWA

アーティスト

柿沼康二

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展示風景「今がすべてだ!—続・柿沼康二の挑戦状—」(岡本太郎記念館・東京、2021-2022年) Photo: Gunji Masato, courtesy of Office Kakinuma,Inc. [参考作品]

展示風景「今がすべてだ!—続・柿沼康二の挑戦状—」(岡本太郎記念館・東京、2021-2022年) Photo: Gunji Masato, courtesy of Office Kakinuma,Inc. [参考作品]

展示風景「今がすべてだ!—続・柿沼康二の挑戦状—」(岡本太郎記念館・東京、2021-2022年) Photo: Gunji Masato, courtesy of Office Kakinuma,Inc. [参考作品]

伝統的な書と現代的なアートの融合を図る書家、現代美術家の柿沼の仕事の特徴は、10メートルを超える「超大作」と同じフレーズを繰り返す「トランスワーク」、それに近年始めた「テープワーク」である。それらはどれも「スピード」がキーになり、音楽的なリズムと身体性によって描き出される。書は身体運動であり、一回性の芸術であるが、その刹那をスピードによって切り開こうとするのだ。今回はスピードを極限化した仕事であるテープワークを中心に、その展開版を発表する。テープワークとは、幅の異なるマスキングテープを勢いよく引き出し、そのまま文字を書くというパフォーマンスによって生まれた書であり、書的なニュアンスを取り去った書である。

展示

岩瀬エリア

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イベント

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プロフィール

Photo: HAMANOI MASA

柿沼康二

Kakinuma Koji

1970年栃木県生まれ。父・柿沼翠流、手島右卿、上松一條に師事。東京学芸大学教育学部芸術学科(書道)を卒業。2007年にはプリンストン大学客員書家を勤める。「東京2020オリンピック・パラリンピック」の公式ポスターを担当。NHK大河ドラマ「風林火山」をはじめ九州大学、北野武監督映画「アキレスと亀」や「首」などの題字揮毫多数。金沢21世紀美術館にて書家初の個展を開催し、作品を収蔵。メトロポリタン美術館、ジョン・F・ケネディ・センターほか国内外で展覧会およびパフォーマンスを多数開催。「手島右卿賞」、「独立書人団50周年記念」大作賞、「毎日書道展」毎日賞ほか受賞歴も多数。